2016年度から女子の進学率が少ない理工系の進路の多様性を広く知ってもらうために、女子高校生向けのサイエンスキャンプを展開してきました。2018年度から文部科学省の国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の支援を受け、次の世代の女性が理工系の進路を活発に目指して働けるように「次世代に絆(つな)ぐサイエンスキャリア」と題して女子中・高生を対象とした様々な企画を展開することとなりました。この2年間の間に延べ753名の女子中高生に参加してもらい、サイエンスキャンプ、講演会、企業見学会などを通して幅広い理系の分野を知ってもらいました。この間、教育委員会を始めとした産学官合わせて12の団体、企業に協力を頂きました。今年度からさらに広く展開していくために「はばたけ!理系Youth」として中高生を対象として幅広く理系の仕事を知ってもらうためにサイエンスキャンプや講演会などを展開していきたいと考えています。
進路選択は、保護者や教員の方の協力も必要です。若い世代の人たちがこれからの時代を切り開いていけるように仕事の多様性を知ってもらう機会を提案していきたいと思います。大学が展開しているサイエンスキャンプとは別に趣向を凝らした企画を提案していきたいと思っています。多くの方に参加していただき、様々な進路選択があることをまずは知ってください。
サイエンスキャンプは、先進的な研究テーマに取り組む大学・公的研究機関・民間企業等を会場に、高等学校、中等教育学校後期課程、高等専門学校(1~3学年)等に在籍する生徒を対象とした先進的科学技術体験合宿プログラムです。
本格的な研究環境で、第一線で活躍する研究者・技術者から実験・実習・講義等の直接指導を受けることにより、様々な分野の科学技術の先端に触れてもらう機会を提供しています。
理系の学部には何があるのか、文理選択によって進路はどう変わるのか、など大学の進路や学部選択の参考になるように大学で行っている実際の研究を体験するサイエンスキャンプ「研究者のタマゴ」や企業研究者を招いてのキャリア講演会などを開催しています。
理科って難しいなという理由で文系を選んだり、英語が苦手だからという理由で理系を選んだりしていませんか?実際には文系、理系関係なく英語は必要ですし、文系でも数学は要ります。生活に理科が密着していることを実験で体験してみましょう。体験理科実験やキャリアカフェなどの対話型のミーティングで同年代の悩みを共有することで解決していきます。
親子で実験を楽しんでもらうことで理科や数学などの面白さを知ってもらいます。エンジョイカガクを始めお家でも出来る理科実験をご紹介していきます。
幅広い理工系企業の仕事内容や大学時代のことなど、エンジニアや研究者をお招きして講演会を開催しています。
理工系分野の大学研究や機器を実際に体験し、理工系進学の学科の広がりや大学研究を知ってもらいます。
理科をもっと身近に感じてもらう理科実験を用意して、生活と理科が深く結びついていることを知ってもらいます。
大学教員や企業の女性エンジニアの方がファシリテーターとなって進路や将来の夢などの生徒の方の悩みを自らの経験からナビゲートしていきます。また同年代の人とのカフェ形式のミーティングで悩みを共有し解決していきます。
女子の進学率が少ない理工系の進路の多様性を広く知ってもらうためにH28年度から女子高校生向けのサイエンスキャンプを展開してきました。H30年度から文部科学省の国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の支援を受け、次の世代の女性が理工系の進路を活発に目指して働けるように「次世代に絆(つな)ぐサイエンスキャリア」と題して女子中・高生を対象とした様々な企画を展開することとなりました。(令和元年度 事業終了)