メインイメージ

2020年2月8日(土)、帝京大学サイエンスキャンプ女子企画「チョコレートの科学」を開催しました

更新日:2020.02.14

 2020年2月8日(土) 女子中高生を対象とした本年度最後の体験理科実験「チョコレートの科学」が行われ、女子中高生、教員、保護者合わせて27名が参加しました。
 本学理工学部バイオサイエンス学科准教授平澤孝枝による講義「恋愛の脳科学」では脳科学の観点から人間が恋をする時にどのような状態になるかについての話がありました。 恋をすると前頭葉の内側眼窩前頭部、内側眼窩前野に局在するドーパミンが活性化すると気持ちが高まり、反対に客観的な判断を行う前頭連合野、側頭頭頂接合部の活動が低下してしまうことが分かっています。
 ドーパミンの作用は報酬系という神経回路によるもので、幸福感や達成感を感じる脳領域が活性化していることがヒトの研究で分かってきたこと、この領域は他の動物にもあり、特殊な神経基盤ではないことが分かりました。 一方でヒトの恋愛は他の動物とは違い、社会性や言語などが重要であることも分かりました。
 続いて実験「チョコレートを作ってみよう」では各班に分かれ、エアインチョコレート作りに挑戦しました。 チョコレートを容器に入れ50℃の湯浴中で溶解し、重曹とベーキングパウダー、レモン汁を加え撹拌後、電子レンジで加熱し炭酸ガスの気泡を発生させました。
 引き続きチョコレートが固まるまでの間、軽食を取りながら「未来カフェ」を行いました。 (株)ホンダテクノフォートの女性エンジニアの落合彩香さん、米山千嘉江さんを講師に、グループに分かれ自動車開発を例にとり好きなことや興味ある事柄についてチェックを行い話し合いました。 次に13歳のハロ-ワークマップを用い好きなことや興味のあるものを生かした仕事にはどのようなものがあるのかについてグループで話し合いました。 最後に各グループから話し合いの様子について報告を行い自分達で作ったチョコレートの食感を確かめながら食味し、チョコレートの科学を終了しました。
 次回は3月25日の企業見学会(花王)になります。


「チョコレートの科学」の詳細はこちら

ページトップへ戻る